災害で甚大な被害を被った被災地


2018年は、洪水や大型の台風、地震などがと日本各地で頻繁に起き、大きな災害が多発した一年でした。



そういった緊迫した状況を中継しているテレビを見ていると、被災者の方の言葉は

「長くここで暮らしているけれど、こんなことは初めてで驚いています。」

「災害はテレビを見ていて大変だと思っていたが、まさか自分たちがこんな目に遭うことになるとは思ってもみなかった。」

と話していることからしても、いきなりの想定外の事態だったことが伝わってきます。



今回のような災害は、日本中どこにでも起こる恐れがありますし、誰もが被災者になる可能性もあることを教えてくれている気もします。

そこで普段、家にある身近なものを利用して、そのような非常時にでも役に立てる活用法をご紹介したいと思います。



普段、身近にあるもので、災害時に役に立つもの




実際の経験から生まれた、アウトドアやサバイバルのノウハウの一つでもあるので、一読をおススメします。


普段、身近にあるもので思い出すのは、レジ袋やごみ袋、新聞紙、ペットボトル、ラップなどです。

どのご家庭でもこの中の何かはあると思いますので、これらを使う方法をご紹介します。

知識は、身を助けてくれます。


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災害用の丈夫な懐中電灯
 

懐中電灯を、照明にする方法



通常の懐中電灯は、光がまっすぐに伸びますが、横側は明るくありません。

懐中電灯を上向きに立て、その上に、水の入ったペッドボトルを置いて光を拡散させて、照明として使うという方法です。



この方法は、今回の災害時にテレビなどでも紹介していました。

停電時、月明かり以外は本当に真っ暗です。動力で動いている電化製品も静かです。

そんな時に、とりあえず周りにいる人たちだけでも、少しでも明るくなるものがあれば、精神的にも落ち着いたりします。


小さな懐中電灯で立てにくい場合は、コップなどに懐中電灯を入れて、その上にペットボトルを置けば照明になります。



もう一つの方法は、レジ袋をふくらませて懐中電灯やヘッドライトに被せる照明です。
よく似たイメージは、和食屋さんによくある、和紙で出来た丸い照明が近いと思います。

この方法ではレジ袋の持つ所に、ヒモやベルトを通して吊り下げて使えますので、光を広い範囲に広げることができます。

吊り下げるものがなければ、カメラの三脚を使ったり、ビニール傘の柄を高い所に掛け、先端に照明を結んでもOKです。



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災害用手作りの簡易トイレ


断水時に一番困る、トイレを簡易的に作る



断水時に避難生活でもっとも困るのは、トイレです。
被災されて水道も止まってしまった方々が、本当にトイレで困ったということを頻繁に聞きます。

こればかりは、流す水がないとトイレは汚物でいっぱいになってしまいます。
あと、ちゃんと処理していないと、衛生的にも心配になってきます。


仮に携帯トイレを用意していたとしても、断水が長引けば、使い果たしてしまいます。(携帯トイレは、多めにストックしておくことをお勧めします。)


災害後にトイレスペースが安全で、便器が壊れていなければ、45ℓ程度の大きさのゴミ袋と新聞紙で簡易トイレを作ることができます。(洋式トイレ)

①便座を上げて、便器の内側を覆うようにゴミ袋を被せます。
②便座を下ろし、便器の内側にもう一枚のゴミ袋を入れ、便座を包むように折り返します。
③最後に丸めた新聞紙を底に詰め、その上に短冊状に切った新聞紙を敷き詰めれば完成。


用を済ませば、便座にかけたゴミ袋を回収し、衛生的に保管します。
次はまた、便座に新しいゴミ袋をかけて使用します。

※日ごろから、スーパーの袋や45リットル程度のごみ袋や新聞紙などをストックしておくだけでも役に立ちます。



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布団がダメになった時、簡易寝袋を作る方法




豪雨災害などで布団がすべて水浸しになってしまったり、避難所でも毛布が足りていないといった状況になっても、まだ手はあります。

その際にも、ゴミ袋と新聞紙が活躍します。

簡易寝袋の作り方は簡単です。

①ゴミ袋の底を抜き、体が収まる長さにテープで張り合わせて長い袋をつくります。
②その中に、しわしわにした新聞紙を入れれば、簡易寝袋ができます。

厳冬期の寒さをしのぐ保温力はありませんが、春、秋であれば、保温着を着込めば温かさを補助するものになります。


人間は、長時間体温を奪われると、かなりのダメージを受けることになります。
ですので、そんな状況を少しでも回避しなければなりません。


※段ボールも、45リットルの袋がない時にでも、力を発揮してくれます。

 

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災害時にペットボトルを使う


ペットボトルを温水器やシャワー、食器として活用する方法




災害時には使える水の量が限られることを想定します。
そのような事態の時に、少ない量で顔や手を洗うのにも適している方法です。

ペットボトルのキャップに工具ドライバーの先が尖ったものなどで穴を開ければ、シャワーのように水が出ます。

これだけで、普通に使用するより、水の量が少なくて済みます。

台所の蛇口でよく販売している、『節水蛇口』の要領です。


幼児のいる場合は、おむつ交換の際におしりの汚れを落とすのにも使えます。

また、ペットボトルをカットすれば、コップや皿も自作できます。

コップは飲み口のある上部をカットすれば、使えます。

お皿は長方形のボトルなら広い側面を切ることで、簡単に作れます。

しかし、この方法は、切り口でケガをする場合もあるので、できればヤスリなどで滑らかにした方がよいですが、なければ慎重に扱いましょう。
あくまで非常時の手段としての方法です。


ほかに、湯沸かしなどに使うカセットコンロなどの燃料を節約するのに便利なのが、ペットボトルで温水器を作る方法です。

方法は簡単で、水を入れて日中クルマの中のダッシュボードなどに放置したり、水の入ったペットボトルを黒いビニール袋で包んで日向に置いてお区だけで、簡単に温水ができます。

調理以外にシャワーとしても使えます。また、タオルに包んでおくと、冷めにくくなるので湯たんぽ代わりにもなります。



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ラップの画像


調理用のラップも色々役立ちます。



水の節約のため、食事で使用する皿にラップをしておき、食後にラップをはがせば皿を汚さずに使用できるので、洗わないで済みます。

また、寒い季節にラップを体幹部(胴)に巻けば、即席の腹巻になります。

腹巻にするには新聞紙を巻いた上からラップを巻けば、効果がアップします。
特に冷え性の人は、つま先に巻けば冷え防止にもなります。

ラップは、腕や足の切り傷、擦り傷を処置するときにも便利です。

①患部を水洗いして汚れや異物を流します。
②きれいなタオルなどで圧迫止血したあとにラップで巻き、その上から包帯を巻くという方法です。

最低でも1日に1回ラップを交換すれば、治りも早く、傷が残りにくいと言われています。

これは実際に、「湿潤療法」と呼ばれるやり方です。

※骨が見えるような深い傷や、ガラスや砂が傷に入って取れない場合は、医師の診察を受けるべきです。



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今回ご紹介した小技や知識は、知っていたとしても、実際の災害時には、精神的にも通常ではない状態が考えられますので、なかなか思い出せない場合もあると思います。
ですので、できれば日常生活で時間のある時や、キャンプなどで一度試しておくことをお勧めします。

また、そうやって事前に試してみることで、あなただけのオリジナルの素晴らしい方法も思いつく可能性もかなり出てきます。